- 2011年の個展発表作品から
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2012.01.14 Saturday
昨年の銀座で発表した作品をいくつかアップしてみます。
他の映像は、ホームページの方にありますので参考にしてみてください。
先ず、この作品の素材は桂(かつら)の木です。
タイトルの「忘却」は、以前からよく聞いているアストールピアソラの楽曲の中でお気に入りの曲からイメージして制作したので、とってもおこがましいのですが、同曲と同じタイトルとして発表しました。
人が生きていく中で、忘れてはいけないものと忘れることによって次のステップへ進まなければならないという悲しいおもいを感じています。
次にアップしたのは、タイトルが「僅かな希望」という樟(くす)の木を用いた作品です。
前面の組んでる腕が大きな構成要素になっていると思います。どちらかというと祈るようなポーズで、意図としてはほとんど変わりはないのですが、どんな状況の中でも希望を信じたいというささやかな人の心を表したかったのです。
最後にもう1点。
タイトルは「流れに向かう」
素材は樟(くす)の木です。
実は個展で発表した時のタイトルと変更しました。
タイトルなんてどうでもいいのかもしれませんが、
やはりしっくりこない時には、後で変えたりします
以前は「渡渉」というタイトルで川を渡るような意味でつけていましたが、より方向性を明確にと思い、
「流れに向かう」としました。
タイトルを変えてから、不思議と自分自身この作品が気に入ってことしの年賀状の写真に載せてしまい、今年の自分のスタンスを表明するような作品となったように思います。
彫刻家としてなかなか世の中の流れに乗れないでいる自分だけれど、そもそもそんな事気にして制作なんてしていられない。
逆にそのような潮流があるとすれば、むしろそのながれに逆らって向かうことも辞さない姿勢で望みた いという決意表明です。
- 新たな試み
- 2011年の事
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2012.01.13 Friday

アートヒートonダイヤモンドクロス展 2011 6.25〜7.18
長い間ブログの更新を怠ってしまいました。
年が新まっていざ思い返してみると、昨年は震災の後、自分にとってあっという間に時間が過ぎたように思われます。
震災の時には、様々な人々やそれこそ有名人はもちろん海外のアーティストもいろいろなかたちで
支援に立ち上がり連日テレビなどの報道で紹介されていましたが、その時には自分に何ができるだろうか?などの自問自答を繰り返していたように思う。
古い知り合いの彫刻家から、震災のチャリティー展への誘いがあり出品したが、結果的に自分の作品は1点も売れる事がなく金銭的な貢献ができなかった。
自分のように日々の暮らしにあくせくしながら何とか生活している者には、この震災に対してどのように向き合えばいいのかを考えあぐねていたのだが、結局、自然の大きな力に対して人間の存在の儚さをまざまざとみせられ、今、思い考えている事を後回しにしてはいけないという思いにかられ、たまたまいただいたグループ展の企画(上記写真)を先ずは手始めに実行した次第です。
グループ展の名称はアートヒートonダイヤモンドクロス、いろいろなジャンルの作家で地域に根ざしながら作家活動を展開している言わば同胞たちです。彼らの真に自由で豊かな感性を存分に発揮された展示になったように手前味噌ながら思っております。
このグループ展は、今年もまたリニューアルで展開できればと思い準備中ですが、決まればまたご報告いたします。
この後、また昨年の報告を順にしていきたいと思います。
南部治夫
- 夕映えの剣岳を仰ぎ見る
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2011.04.10 Sunday
夕日に映える剣岳
東日本大震災が発生してすでに1ヶ月が過ぎようとしています。
被災された地域の方々には心よりお見舞い申し上げます。と共に少しでも早い復興を祈念致します。
発生当日はちょうど午後3時に約束した来客と、地震はあったがその事も気に掛けながら話が熱くなり5時に帰られるまであっという間のつっこんだ会話ができたように思う。
しかし、その後やはり地震のことが気になりテレビをつけたが、東北各地方を襲う大津波や沖合いに発生した第2、3…波の津波、そして沿岸に見える数多くの渦巻きなど信じられない映像が次々と目に飛び込んできた。衝撃的であった。あまりにも巨大な自然の力とその中での人々の安否が気になる。その後の報道により被害の概要が分かるにつれ、その甚大さが明らかになってきた。
自分自身もしばらく何も手がつかない状態で、ただただ虚しく報道を聞きながらも時間を無為に過ごしてしまった。ただその報道の中で、津波で瓦礫の町に立ちすくんだ年配の方や、避難所で明るく前向きに生きながら話されている若者の言葉の中で、共通するのはこれだけの自然の猛威を経験されながらも、そこを離れずに、この故郷の地で復興に取り組むという強い決意を感じたのである。
これこそまさに「真のふるさと愛」ではないか!
すばらしい自然のなかで、すばらしい地域そしてふるさとを創ってこられた方々と、このような自然による大災害に合いながらもふるさとを復興させようとする志に、心からの敬意を表したい。
きっと、必ず日本一いや世界一のふるさとづくりを達成されん事を祈念いたします。それと共に学ぶことの方が多いのですが、自分なりに何かできることを自分のペースで考えていこうと思います。
東北地方の被災者の方々の言葉をかみしめながら、夕映えの剣岳を眺め、ふるさとに対する想いを新たにしました。
- 彩色内裏雛
- 木彫内裏雛
- ブログ始めます
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2011.02.04 Friday

「龍眼の多事雑感」というタイトルで、折々の思うことをツラツラと綴ってみようとおもいます。
一彫刻家の戯言ですが、もし読んでいただきご感想いただければ嬉しいです。
ただ、お返事はできない事の方が多いかもしれませんので、あしからず了承いただきたくお願い申し上げます。
最初に選んだこの作品は一昨年富山の北日本新聞社ギャラリーに展示したものです。
タイトルは「出でよ!闇より」で、本体は樟、台座は欅、背面は神代の流木で材質は不明。
その前の年に東京のギャラリーGKで発表した作品をリニューアルしたものです。
特に何か評価を受けた作品という訳ではありませんが、このブログを始めるにあたって、
何となく、自然に、最初に見ていただけたら…と思いアップしました。
今後も自己の内面を見つめながら、その想いを忠実に表現するよう制作に取り組んでいきたいと考えております。
制作、或いは制作中の写真や、時折の気になった事柄などもアップしてみたいと思います。
無精者ですが、どうぞよろしくお願い致します。
南部 治夫


